Megumi’s Blog Archive

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Helping with the Japanese Recovery Effort!

Some people have contacted us about donating money or asking what they might be able to do for the earthquake/tsunami victims. Money and aid is still desperately needed so anything you can do will make a big difference...

As some of you may know my family lives in Miyagi, Japan in the middle of the areas hardest hit by the quake and tsunami so events over the past few weeks have been particularly devastating and close to home. Things really couldn’t be more desperate there and the process of recovery is going to be a long and difficult one. Though its going to take a monumental effort, I’m confident that Japan will rebuild itself, with a stronger sense of community and respect for the environment. I sense that this will be a real catalyst for a change.

Some people have contacted us about donating money or asking what they might be able to do for the earthquake/tsunami victims. Money and aid is still desperately needed so anything you can do will make a big difference. You can read a personal account of the current aid situation here, which gives you some  idea of the heartbreaking current reality. As part of the overall effort, there are a few places that I have personal contact with & I am trying to raise money to help contribute to these directly. I also plan to be back in Japan soon and working in the Miyago area myself, so am sure I will find plenty of other needy causes not covered by the major aid centres.

As an example, I have friends currently helping evacuated families and children in Niigata, where 7000 people have been evacuated from Fukushima due to the damage to nuclear reactor. The government and big support organizations are more focused on providing desperately needed support & aids for shelters, medical services and everyday supplies, however there is a great shortage in providing educational/psychological support for children. My friend and the team of volunteers there are working with elementary to highschool students providing tutoring/counseling services, and need donations to help fund key aspects of these activities.

If you are interested in donating to this or other personal projects, please let me know so that I can provide you with more details.

Some Major Non Profits who we hear are also doing good things. (all international)

AMERICAN RED CROSS
http://american.redcross.org/site/PageServer?pagename=ntld_main

GLOBALGIVING
http://www.globalgivinag.org/projects/japan-earthquake-tsunami-relief/

SAVE THE CHILDREN
http://www.savethechildren.org/site/c.8rKLIXMGIpI4E/b.6621121/k.3D08/Japan_Earthquake_Tsunami_Relief.htm

DONATE VIA PAYPAL
https://www.paypal-donations.com/pp-charity/web.us/campaign.jsp?cid=-12

BUY A T-SHIRT. All net proceeds go towards the Redcross efforts in Japan.

http://www.threadless.com/product/2836/Rebuild_Japan

Every little bit helps, our sincerest thanks in advance for any contributions you can make!  And if you have any questions, please don’t hesitate to contact us!

Peace and love,

Megumi & Scott

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Nepali Bus Madness

早朝5時半起床。今日はトレッキングの前後合わせて計4週間過ごしたポカラを離れ、お釈迦様生誕の地、ルンビニへ向かうのだ。

ポカラからルンビニヘ:ネパールローカルバスはスリル満点

早朝5時半起床。今日はトレッキングの前後合わせて計4週間過ごしたポカラを離れ、お釈迦様生誕の地、ルンビニへ向かうのだ。

タクシーをひろってポカラダムサイドのツーリストバスステーションへ。途中フェワ湖の前を通ると、湖面から蒸気が立ち上がっていてなんとも幻想的。そういえば、「ポカラに行ったら自分の代わりにフェワ湖で一泳ぎしてきて」と友人に言われてたんだっけ。結局実行できなかったなぁ…。

一生の思い出

一生の思い出

バイラワ行きのバスに乗ってからも、窓の外に見え隠れするマチャプチャレを名残惜しく見た。この小さな湖沿いの田舎町に4週間とちょっと長居をしたけれど、おかげで仕事も終えることができたしのんびりもできた。なによりここから出かけたアンナプルナ・サーキットのトレッキングと、そのハイライト、トロン・パスでのプロポーズは一生忘れることがないだろう。また来るよ、ポカラ!

ちょっと感傷にひたりながらポカラを出発し、毎度のことながらシステムのよくわからない極めて非効率、しかし事故あり喧嘩あり笑いありの見所満点、飽きのこないローカルバスの旅が始まった。

ネパールのローカルバスの様子を説明すると、まず、バスの運転は運転手と助手1,2名で行う。なぜ助手が必要かというと、それはネパールの道路事情による。ネパールの道路は舗装されていない場合が圧倒的に多く、ほとんどが1車線だ。山道でもガードレールなどなく、対向車が来たら交互に通るしかない。トラクターやリキシャ、馬車も通るため、どんどん追い越ししていかないといつまでたっても目的地につけないことになる。

バスの中はキッチュでカラフル

バスの中はキッチュでカラフル

大型バスがスムーズに事故なく運行するためには、運転手の目だけでは不十分なのだ。ましてやバスの上には乗客の荷物や配達する荷物が山積みになっていて安定も悪い。だから、助手が昇降口のドアから常に身を乗り出すようにして辺りの様子に気を配り、穴があったと言っては口笛で運転手に知らせ、他の車を追い越す時にぶつからないよう確認しながら連携して運転するシステムになっている。

とまあそこまではチームワークが良くていいね、と感心していれば良いのだが、問題は運行が予定通りでないことが多い点だ。出発が少々遅れるのはいいとして、とにかく途中停車が多い。決まったバス停や町でお客を拾う、というより、場合によってはお客を探して歩いているような感がある。

長時間にわたるバスの旅の間、暇にまかせていろいろとバスのシステムについて推測を立ててみた(どこかで英語のできる人に聞けばいいんだけど、いつも聞くのを忘れる。わからないことがあった方が世の中楽しい?!)。

バスの運転手とその助手たちは正規チケットを購入して乗ってくる乗客のほかに途中の道筋で乗る客を探し、その乗車料金を自分たちで分けている。いわば途中で人を乗せれば乗せるほど自分たちの取り分が増える仕組みになっている。

こう考えると、事前に確認したルートや時間とはまちまちの運行状況なのも納得がいく。たとえば今回などは途中から高速道路にのるはずがなぜか普通の道路をひた走り、途中で地元の人を拾ったり降ろしたりしている。高速に乗ってしまうと、時間通りに目的地には着けるかもしれないけれど、乗車料金の分け前が減る。だからルートを変えて普通道路を走り、当然出る遅れはものすごいスピードで飛ばしまくって取り戻す(努力はする)。無理な追い越しをかけるものだから、途中でトラックやほかのバスの運転手と怒鳴りあいも発生するし、前の座席に乗っていた韓国人の女の子たちは生きた心地がしなかったようだ。あとで聞いたところによると、運転手の息は酒臭かったそうだ。おいおい…。

乗せられるだけ乗せる、のがルール

乗せられるだけ乗せる、のがルール

ローカルバスだから、当然乗客も地元の人がほとんどなわけで、よっこいしょ、と乗ってきたおばあさんの腕には子ヤギが抱えられていたり、厳重に荷造りしてある大型の箱の中に詰め込まれた鶏がいきなり時の声を上げて眠っていた乗客を起こしたり、なんてこともあった。バスが宅急便の役割をする部分もあるようで、途中の農家の軒先に立って待っていたおばさんと交渉が成立、穀物の大きなサックが運び込まれたり、コーラ1箱を次の村の店先に届けたり。見ていて飽きないのは確かだが、その分着実に到着が遅れていく。

今回のバスは7時間で目的地到着と聞かされていたけれど、バイラワに着いたときには既に午後5時、延々10時間のバスの旅となっていた。

バイラワからは、同じようにルンビニに向かうというIanとJosieのカナダ人カップルと共に乗合Jeepでルンビニのバザールに着くと、なにやら高名なチベット僧が訪問中ということでいたるところあずき色の袈裟姿のお坊さんたちでごったがえしている。なんとかゲストハウスに空室を見つけ、明日に備えて早々に休むことにした。明日は午前中にルンビニ散策、そしてついにインド入りだ!

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Tiger Temple – Kanchanaburi, Thailand 

Megumi living her life-long dream of feeding & playing with the big cats 
タイ・カンチャナブリにあるタイガーテンプルでやんちゃ盛りの子トラたちと遊ぶ

大の猫好きの私、その度合いはというと、道端でネコを見かけたらその脇にしゃがみこんで話しかける。それがTVの画面であろうと写真であろ うとおかまいなし、ついつい手を出してナデナデし てしまう困り者。そんな私の数年来の夢、それはタイ・カンチャナブリ近郊にあるタイガーテンプルを訪れることでした。

初めてタイガーテンプルのことを知ったのは、友人からのメールに添付されてきた写真を見た時のこと。友人の膝の上に頭を乗せて大きな猫そのままにリ ラックスして写真に写っているトラたちの姿、広い敷地内やお寺の境内らしきところで遊ぶ子トラたちの写真を見た時、「いつか絶対ここに行く!」と心に誓っ たのでした。それから数年が過ぎ、今回世界一周旅行を計画するにあたって、「行きたいところリスト」にタイガーテンプルと真っ先にリストアップしたのは言うまでもありません。

タイガーテンプルについてはここ数年、かなりのメディアで取り上げられてますよね。ナショナルジオグラフィックスやアニマルプラネット、NHKで も、お寺でお坊さんたちと暮らすトラたちを紹介する映像を見たことがある人も多いかと思います。その影響か、タイガーテンプルはいまやかなりの人気観 光スポットのよう。バンコク・カオサンロード周辺にある旅行代理店に行けば、どこでも半日や終日ツアーが用意されていて簡単に参加することができます。も ちろん個人で電車とタクシーを使って行くこともできるけれど、翌々日ラオスに向かうことになっている私たちは手っ取り早く、ゲストハウスに併設の旅行代理 店で半日ツアー(850Baht)に申し込み。カンチャナブリ観光と抱き合わせのツアーもありましたが、タイガーテンプルで過ごす時間を削りたくないので今回はタイガーテンプルのみの訪問です。

Tiger Temple Admission Agreement

トラに噛まれても文句は言いません・・・

朝10時、迎えのバンに乗り込み走ること3時間程、カンチャナブリに到着。カンチャナブリは第2次世界大戦時、日本軍による戦争捕虜の強制労働が行 われた場所であり、映画「戦場に掛ける橋」の舞台となったところですが、私たちのバンはそこから更に30分ほど走ったところにあるタイガーテンプルへ。は やる気持ちを抑えつつ、ドライバーから指し示された入り口らしきところで、まずは入場料の支払い(500Baht/人)と入場に際する注意事項を確認すると・・・

敷地内に住む動物たちはあくまで野生動物なので、その点忘れないで行動すること。万が一なんらかの事故で怪我をしたとしてもお寺に責任はありません、というような意味のことが書いてあり、その下に署名するようになっています。

ちょっとどきどきしながら署名し、いざ入場!しかし・・・門内に特に案内などなく、どこになにがあるかよくわからない・・・入場時にもらった地図をみながら、放し飼いの孔雀や牛を横目にうろうろ歩くこと15分ほどで広場のようなところに出ました。そしてそこには。

TigerTemple2

「しょーがねーなー」と言いたげな子トラくん

お坊さんやボランティアメンバーらしき青い上着を着た人たち、そしてビジター数人に囲まれて、木陰や噴水脇でだらーんと横になってくつろぐ子トラたちを発見!生後6ヶ月ということですが、体長1メートルはあり、貫禄十分。やはりトラはトラなのです。赤ちゃんの頃から完全に血抜きされたゴハンを食べ、人間に慣れている子たちですが、ネコとじゃれるようなわけにはいきません。ボランティアさんに促されて、こわごわと近寄ってそっと背中に触れてみると、思ったより滑らかな毛並み。ボランティアさんたちは心得ていて、さっさと私たちのカメラを取り上げて写真を撮ってくれます。

TigerTemple5

「めっ!!」

ボランティアさんたち、お坊さんたちはさすが慣れており、子トラたちがじゃれつくと、教育的指導!している姿も見ましたが、私たちビジターはあくまでこわごわ背中や頭を触るのみ。それ以上接触しようとするとささっと引き離されてしまいます。

ひとしきり写真を撮り終え、ボランティアさんの示すその日のアクティビティメニューを見ると、虎の谷でのトラたちの水遊び見学と赤ちゃんトラのミル クフィーディングの2種類があり、私はトラたちと一番ふれあいが多そうなミルクフィーディングを選択。ミルクの時間まで1時間弱の間、虎の谷の見学に行くことにしました。

TigerTemple3

だれてます、虎の谷

ちょうど午後1時過ぎ、目が眩みそうな強烈な日差し中虎の谷へ向かう坂を下ると、少し奥のほうに仕切りがあり、いくつか立てられたビーチパラソルの ところで沢山のビジターが並んでいるのが見えました。そしてその更に奥、これまたかなり大勢のボランティアが立つ中、地面にごろごろと寝転ぶトラたちの姿 が!

思わず小走りに近寄り、仕切りの前でしばし立ち尽くす私。長年夢見てきたタイガーテンプルの虎の谷に実際に立ち、放心状態に陥ってしまったのでし た。スコットはそんな私の代わりに受付でトラたちとの記念撮影料金1,000Bahtを支払ってくれ、私はボランティアさんに手を引かれて仕切りの中へ。

TigerTemple4

和尚様と記念撮影

仕切りの中には10頭前後のトラたちがおり、真昼の暑さでかなりだれている様子…。私たちはボランティアさんに手をひかれてトラたちの傍に近寄り「ここに座って!」と指し示されるまま、地面に寝転んでいるトラの横に腰を下ろしました。と、別のボランティアがトラの頭を持ち上げ、ドサっと実に無造作に私の膝 の上にトラの頭をのせ、案内役のボランティアが私たちのカメラで数枚角度を変えてパパっと写真撮影。終わるとすぐに次のトラのところへ移動し、ただただボ ランティアさんたちの言うままにポーズをとって写真撮影、そしてまた次のトラのところへ。ものの5分程度で撮影は終了。完全に 流れ作業化されていて、「トラたちとの触れ合いを楽しむ」というようなものではありませんでした。

拍子抜けし、しばし仕切りの前で呆然とした私ですが、気を取り直して次なるアクティビティ、赤ちゃんトラのミルクフィーディングへ。虎の谷から広場を通り、大きなゲートで区切られたトラたちの居住エリアへ移動します。2人のボランティアさんに伴われて檻の中に入ると、いました!!初めに見た子トラたちよりかなり小さめのコたちが3頭、入っていった私たちに興味津々!ここでボランティアさんたちからいくつか注意が。

TigerTemple8

遊ぶ?遊んでいい?

「このコたちから目を離さないように気をつけて。絶対背中を向けちゃだめよ。それから、もし真正面から向かってきたら頭を手で押さえて方向を変えさせて。こんな風に」と、話すそばからボランティアさんに向かってとっとっと小走りにやってきたコの頭に手を添えて横に方向転換。「3ヶ月の赤ちゃんだけどトラだってことは忘れないでね。この前わたしも後ろからやられちゃって、ほら、こんなになっちゃった」ボランティアさんの膝の後ろの手の平ほどもある大きな内出血のあとを見て少々ビクつきながら、渡されたオモチャを手にいざ赤ちゃんトラと対峙!!

TigerTemple6

両者幸せの局地

かなりやんちゃな赤ちゃんトラたち、天井から下がっているタイヤをジャンプしてくぐったり、オモチャにじゃれつく姿はネコそのまま!ひとしきり遊んでから今度はミルクフィーディング。ミルクボトルを見た途端、それまで思い思いに駆け回っていた赤ちゃんトラたちが夢中で膝の上に。前足で膝をモミモミしながらあっという間にミルクボトルをカラにしてしまいました。

ミルクのあとはお昼寝、それぞれごろんと横になり、それまでのやんちゃぶりはどこへやら、とろーんとした目でこの通り…

わたちおなかイッパイ、もうなんとでもして~

わたちおなかイッパイ、もうなんとでもして~

45分はあっという間でした。ネコ好き、ビッグキャット好きの皆様、プラス2000Baht払う価値ありありですよ!そうなのです、虎の谷でトラと一緒に記念撮影するには、別料金で一人1,000Baht、ミルクフィーディングも別途2000Bahtとられます。このあたりも実にしっかり観光地、ですが、それも安全面、そしてトラたちを養い施設を維持していくため収入源としての運用と考えれば仕方ないことなのでしょう。長年の夢だったタイガーテンプル訪問は、動物保護の理想と現実についても考えさせられる時間となりました。

【タイガーテンプルを訪れるにあたっての注意事項】

  • 赤系の服を着ていると虎が興奮するので入場出来ません。また、タイガーテンプルはあくまでお寺ですので、露出の多い服装の人は入れてもらえません。気をつけましょう。
  • 谷に虎が現れるのはたしか午後1時~4時の時間帯で、天候によっては中止になることもあるようですので、事前に確認することをお勧めします。
  • ツアーで訪れる方は、タイガーテンプルで過ごす時間が何時から何時になるのか、事前に確認することをお勧めします。カンチャナブリ等と抱き合わせのツアーの場合、タイガーテンプルで過ごす時間が1時間程度と短く設定されていることも多々あるようです。

タイガーテンプルホームページ(英語): http://www.tigertemple.org/Eng/index.php

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Dive Boat Kitty

A Mama Cat with 4 kittens lived on the dive school boat in Koh Tao, making everyone smile.
ダイブショップのボートに住む船乗り猫一家はダイバーたちの人気の的。

A Mama Cat with 4 kittens lived on the dive school boat in Koh Tao, making everyone smile.
ダイブショップのボートに住む船乗り猫一家はダイバーたちの人気の的。

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Leaving Tokyo

2009年8月31日、月曜日。世界一周旅行出発の朝は前夜に引き続きあいにくの大雨で、窓の外の明治公園が煙って見える。

出発の朝: 雨の明治公園

出発の朝: 雨の明治公園

5年間住み慣なれたこの古アパートとも今日でしばしのお別れ。目の前に明治公園、神宮外苑や神宮球場、ラグビー場を見渡すこの部屋は、夏には神宮外苑の花火大が目の前という最高の立地。地下はスポーツバー、それ以外のテナントはオフィスばかりで、近所への気兼ねなく音は出し放題、友人も招き放題と、気楽で便利な私たちの「城」だった。今回世界一周旅行に出るにあたって手放し難く思っていたところ、運よく友人のマークが家具ごとサブレットしてくれることになった。引越しの必要もなく、旅行後帰る家があるというのは願ってもない話で、出発準備もある程度は楽になったはず、だったのだ。

が。間際になって受けた仕事に追われて過ごすうちにあっという間に日がたち、出発まで1週間を切ってしまった。これまでにも海外への引越しや長い旅行を前に時間に終われヒヤヒヤしたことはあるけれど、ここまで段取りが悪かったことはない。仕事は終わらず、部屋には片付かない荷物が山積みで旅行準備もままならなないまま文字通り頭を抱える私と、ため息まじりになだめるスコット(ごめんなさい!)・・・。結局出発ぎりぎりまで掃除、荷造りに追われることになったのだった。

掃除やパッキングのラストスパートで結局徹夜し迎えた出発当日、午前中は公共料金の集金人やNTT、オーストラリアに送る愛車を受け取りきた業者などが入れ代わり立ち代わりやってきて、対応に追われるうちに過ぎた。慌ててシャワーを浴びて身支度し、最後のチェックをしていると、友人のウエンがランチを持ってお別れにやってきた。私たちと同時期にタイのパンガンに行くというウエンと近い再会を約束し今日からここに住むことになるマークが次々にやってきた。2人と再開別れの挨拶を交わし、時間ぎりぎりでタクシーに飛び乗った。

ようやく一息ついたのは、成田エクスプレスに乗り込んでからのことだった。長年の夢だった世界一周旅行に出発するのだか ら、ちょっぴりの感傷にしんみりとしながら押さえきれない期待、少しの不安に胸を高鳴らせながら日本をあとにする・・・なんて自分を思い浮かべていたわけ ではないけれど、もうちょっと出発前のときめきを楽しむ余裕が持てれば良かったな。そんな風に思ってもあとの祭。出発までに終わらせることができなかった 仕事のことが頭の隅にひっかかっていてテンションが低くなっている私だったけれど、スコットのいつもと変わらない穏やかな言葉に頭を切り替える。

「過ぎたことは過ぎたこと。もう心配するのはやめよう。仕事はバンコクでがんばって終わらせればいい。時間は十分あるよ。それより、もう出発だよ。ずっと楽しみにしてた世界旅行の始まりだ」

そう、くよくよしていても仕方がない。この数年間、何事につけても心配ばかりする悪い癖がついていた。考えるばかりで行動が遅れたり実行できないことが多くなり、それがまた次の心配の種になり・・・と悪循環。この旅行は、そんな東京での生活のサイクルから離れて自分と向き合う旅。自分の頭の中に篭ってばかりでなく、ちゃんと心を開いて毎日と向き合っていけるように。

明日からはタイ・バンコク、世界一周旅行のスタートだ!

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Home Sweet Home: Miyagi, Japan